モールス覚え書き
千秋楽を終えて結構経ちましたが、、、。小瀧くん、出演者の皆様、約1か月間お疲れ様でした。楽しかった!!と言える内容ではありませんでしたが、充実した観劇をさせていただきました。
5回しか見ていないですし、メモもとっていないですが、私個人の今後のために覚え書きとしてシーンと内容を羅列します。順番や内容違い、抜けがあれば、指摘していただけると嬉しいです。
閉鎖空間でSOSを出すオスカー
「なんだよ、何見てんだよ、豚、豚」
「オスカー!どこ行ったの?オスカー?」と部屋から母。それを聞いて耳を押さえて雪崩れるオスカー。
引っ越してくるホーカンとエリ
中庭で箱(エリの寝床)から出て手をつないで部屋に向かう二人。(セリフなし)
部屋の窓から外を見るエリ。
ホーカンの殺人シーン(その1)
森の中で通りすがりの人(2,3人見過ごす。その中にヨンニの兄がいた)に
「時間」とつぶやき、襲いかかる。
まずはスプレーで気を失わせ、吊るす準備に入る。
学校のロッカー
荷物を取りに来るオスカー。
ロッカーの裏から「おい!豚!そこにいるのは分かってんだよ!豚!」といじめっ子のヨンニとミッケ。
咄嗟にロッカーの中に隠れるオスカー。
ヨンニとミッケはロッカーを順番に開けていく。(もちろん見つかる)
「おい、鳴け」「鳴けよ、豚」
ズボンを脱がされ、四つん這いにされ、棒でお尻をぶたれるオスカー。
駄菓子屋
「おい血じゃないか?」「誰にやられたんだ?」「学校か?」
心配してくれる店主さん。それを横目に万引きするオスカー。
ホーカンの殺人シーン(その2)
準備が整い、紐で逆さに吊るしあげ、ナイフで切りつけて滴る血を容器に入れるホーカン。そこへ、「あそこで声がしたぞ!おーい!誰かいるのかー?」と警官と(多分)ヨンニとミッケ。
声が近付いてきたため、中断して容器を持って逃げようとするが、容器を取り切れず放置して逃げるホーカン。
記者会見
連続殺人事件が起こっていて、また森で遺体が発見されました。みなさん森には近づかないでください。
家のリビング
記者会見を見るオスカー。母にテレビを消される。「食べ物で遊ばない。」
「あなたも分かってると思うけど、犯人が捕まるまで外に出ちゃダメよ。森にも森以外にも行っちゃダメ」「学校も?」「屁理屈言わないの。学校は行く。」「ずっと捕まらなかったら?」「あら、あなたは殺人鬼に殺されたいの?」「あなたが死んだら私も死ぬ」
「ちょっと出てくる!」「今言った事聞いていなかったの?」「中庭に行くだけだよ」
中庭
木に向かってナイフで戦うオスカー。それをジャングルジムから見つめるエリ。
「やあ!」オスカーが話しかけるも無言のエリ。「やあ!」「聞こえてる」「じゃあ返事してよ」
「どこに住んでるの?」「あなたの家の隣よ」「なんで知ってるの?」「窓のところに立っているの見た」「どこの学校行ってるの?」
「あなたとは友達になれない。先に言っておく」「ボクが君と友達になりたいと思ってたの?バカだね」
「これ君のにおい?」「飼ってた犬のシャンプーの後のにおいだ。もう死んじゃったけど。」「それはいいにおいではないってこと?」「そうだね」
公園の砂場
砂場に石を投げるオスカー。
「辞めろよ、自分の立場を悪くするだけだ」と忠告するミッケ。
そこへやってきたヨンニ「お前はここで遊ぶには大きすぎる。子どもたちに怪我させたいのか。おい謝れ」
「そうだよ謝れ、ヨンニに謝れ」
「ごめんなさい」「気持ちがこもっていない、砂場に寝ころべ」「子どもたちはここじゃ遊ばない。ションベンしにくるだけだ」「おー、なら尚更寝ころばないとな」
うつ伏せで寝ころんで謝るも、「砂を食べろ」「もっとだ」とオスカーの口に砂をつっこむヨンニ。
駄菓子屋
「おい血じゃないか?」「誰にやられたんだ?」「学校か?」
心配してくれる店主さん。それを横目に万引きするオスカー。
中庭
「今日もきたんだ」「何で来たの?」「一人になりたくて来たんだ」「じゃあお互い一人でいよう?」
ルービックキューブで遊ぶオスカー。
「それ何?」「一人になりたいんじゃないの?」「答えてくれたらもう聞かない。それ何?」「ルービックキューブ」「何?」「ルービックキューブだよ」「ルービックキューブって何?」「もう何かは教えたでしょ」「ルービックキューブって何?ここまでが一つの質問」「パズルだよ。同じ色を揃えるんだ」「ねえこれ借りてもいい?」
「今日もにおう?」「犬のシャンプーの後のにおい?」「ううん。今日は包帯の中で傷口がぐっちゃぐちゃになったにおい」「次会うときはいいにおいになってくる」
家の窓から中庭を見るホーカン。(1回目の中庭のシーンからかも)
エリとホーカンの言い争い
「あなたにそんな事言われる筋合いはない」「その結果がこれ?」
オスカーの寝室
父親からもらったモールス信号のノートを見るオスカー。そこへやってくる母。
「ねえ、聞いた?隣の親子の声」「あれは絶対アル中ね」「入っていい?」「一緒に寝てあげる」「あなたの父親から電話があったのよ」
「ねえボク眠いんだけど。」「明日起きたら聞くよ」
エリが人を襲う
街まで連れて行って、と酔っ払いのおじさんにおぶってもらい、襲う。「そう。助けが必要なの」
そこへホーカンがやってくる。「もうしないって言ったじゃないか」「あの子か、あの子のせいなのか」「違う、あの子は関係ない」
中庭
「昨日来なかったね」「約束した」「約束はしてない」「ルービックキューブできた!」「貼りなおしたの?」「貼りなおしてない」「貼りなおしてないって約束出来る?」「約束は嫌い」「貼りなおしてないって約束できる?」「、、約束する」「ケガしてる。誰にやられたの?」「やり返さないの?」「やり返してもやられたら?」「私が助けてあげる」
「今日はにおう?」「うん、いいにおいになってる」
「これあげる。パパがくれたモールス信号のノート」「僕と君の部屋は壁一枚」
エリの部屋
「もう彼には会ってほしくないと言ったはずだ」
体育の授業
跳び箱からの前転。跳び箱が飛べないオスカー。先生の目を盗んで跳び箱を避けている。「飛びたい理由をその先に作るんだ」
「木曜日のトレーニング、履修登録していないけど、出たいです」
エリの部屋
「今日一緒に寝てあげる」「昔みたいに抱きしめて眠ってもいいのか」「服、脱いでほしい?」「俺を愛してほしい」「これがそれに一番近いことなんだけど」
エリの膝枕で眠るホーカン。壁からモールス信号。
「(モールス信号)そ、と」「(モールス信号)い、ま、い、く」
中庭
オスカーとエリが無邪気にたわむれる。セリフなし。
駄菓子屋さん
エリと駄菓子屋さんに行くオスカー。万引きを繰り返す。「ねえサルに似てない?」「ウッキッキー」「友達かい?」「はい、友達です。おじさん、BANANAはありますか?」「バナナはないけどバナナの形をしたお菓子ならあるよ」「じゃあそれ全部ください」「お金は持ってるのかい?」「お金ならあります、われわれはサルではないのでね」
中庭
お菓子をエリに差し出すオスカー「お菓子食べれないの」「えっ!?お菓子食べれないの?」「食べたことないけど、食べれない事は分かる」「それってただの食わず嫌いだよ」
「オスカー、好き?」「もし女の子じゃなくても好きでいてくれる?」
「お菓子、食べてみる」
オスカーが去ってから、口からお菓子を吐き出すエリ。ホーカンがくる。
更衣室
「おい豚ー。立派な胸板だなー。」タオルを上半身から巻くオスカー。「ストリップでもやってくれんのか」「ヨンニ行こう」
先生がやってくる。「恥ずかしい体じゃないぞ」
「先生、恋してる時ってどんな時ですか」「一緒にいたいって思う時じゃないかな」
「女の子じゃなくても?」「そういう人もいる」「大人になったら楽になる」
忘れ物(ゴーグル)を取りに来るヨンニ。潜んでいたホーカンに襲われるが、危機一髪のところで先生たちがドアをたたく。ホーカンは堪忍して硫酸を被る。
オスカーの寝室
「オスカー?入っていい?入っていいって言って。目をつぶって」
寝室に入ってくるエリ。Tシャツを脱ぎ、オスカーの背中側に座る。
「ハダカなの?」「ダメなの?」「ダメじゃないよ」「何する?」「ゲームする?最初は5本の指で背中をなぞるんだ。次に1本でなぞって、どの指かあてる」「左手の中指」
「エリ、僕と付き合って」「今のままじゃだめなの?」「付き合ったら今と何か変わるの?」「キスするの?」「キスはしない」「じゃあいいよ、付き合う」
「今日はにおう?」「きみのにおいがする」
~~~幕間~~~
病院
「パパを探してるの」「パパの名前は?」「分からない」「分からない?」「ホントの名前を言っていないと思うから。警察につかまって」「警察と話した方がいい」「どこの部屋にいるか知りたいだけ」「一番上だ、面会出来ると思う、ちょっと待っててくれ」「大丈夫です。ありがとう」「おい、靴は?外は雪だぞ?」
病室
「俺の聞いた事について『はい』か『いいえ』で答えるんだ。『はい』なら一回、『いいえ』なら二回だ」「どこかの宗教団体に属しているのか?」「答えろ!」
警官が去った後、エリが入ってくる。(多分ホーカンが「入っていい」と言った)
「君は僕の天使だ」「硫酸をかける時、君との思い出がよみがえった」
「モルヒネの味がする」
中庭
「ボクはナイト」「ドラゴンと戦って~を守る」「~でいい?」「ドラゴンかもしれないよ」「ドラゴンでもいいの?」「いいよ、でも、君と戦いたくないな」「もう乙女でもお姫様でもなんでもいいよ」
「契約をしよう」「僕と君の血を混ぜるんだ」「無理よ、出来ない」
「早く去れ、さもなければ死ぬ」
スケート場
「一面の水だな」「豚は水浴びをしなくちゃいけない」
氷の割れ目に沈められそうになったオスカーが柱の棒を振り回し、ヨンニの耳を怪我させる。
「先生!先生!」「なんでもっと早く来てくれなかったんだ!」
リビング
「あいつらは言うんだ、お宅の教育環境が悪いってね」「あんたの父親があんたと話したいってさ」「ヨンニは大丈夫だと思う?」「あの男に分かるわけないでしょ!学校と話したのは私」「そんなつもりはなかったんだ」「向こうの駅まで迎えに来てくれるってさ」「あんたにはガッカリしたよ」「くそ女!」
オスカーの父親の家
「友達と練習してるんだ。彼女強いんだよ」「彼女?ガールフレンドが出来たのか!」「うん、でももう付き合ってないんだ。多分。」
「ここは変わらないね、僕この家好きだ」「ここで住みたい」「オスカー、それは出来ない」「簡単な問題じゃないんだ」「もっと単純に考えてよ」
「お前は扱いづらくなった」
リビング
「オスカー、いるんでしょ?」「一人でしょ?さっきあなたのお母さんが出て行くところ見た」「オスカー、あけて?」
(多分)玄関のドアをあけにいく。部屋の前でとまるエリ。
「オスカー、入っていいっていって?」「言っちゃいけない気がする」「ぼく聞いた事があるよ。”あれ”は誰かに『入っていい』って言われないと部屋に入れないって」「私は”あれ”とは違う」「オスカー、入っていいっていって?」
オスカーに入っていいって言われないままエリは入ってくる。血が流れるエリ。
「血が出てるよ!?」「誰も入っていいって言ってくれなかったから」「入っていいよ!入っていいから!」「止まった?」「うん。でも、カーペット汚しちゃった」「犬が汚したって言うよ」「犬、死んだんじゃなかった?」
エリの家
「オスカー、踊らない?」音楽にのって踊る二人。
「きみはどこで寝てるの?」「この箱よ」「意外と寝心地いいのよ」「一緒に寝る?」「いや、いいよ」
二人が眠っている部屋に、警官がやってくる。
「おい!誰かいないのか!?」「何だ子どもか」エリに襲われる警官。「助けてくれ、、、!」
「あなたは間違っていない」「もうここにはいられない」「やだ、一緒にいたいよ」「オスカー、光を入れて、正しい世界を生きて」
更衣室
「こんにちは、先生」「来てくれたんだな。ヨンニに手紙を書いたそうだな。いいことだ。みんなもうじき来る。先に行って待っていてくれ」
ミッケとヨンニ、インミが来る。インミは先生を暴力で封じ、鍵を盗む。
ラストシーン
一人プールで待っているオスカー。
「やあミッケ。靴を履いたままだと先生に怒られるよ」「やあヨンニ。手紙読んでくれた?」「お前は俺らと友達にでもなったつもりかよ」
「おお、こいつか豚か。太ってないな」「豚みたいになくんです」「インミ、、、」「おいヨンニ。びびってんのか」
「こんにちは、オスカーっていいます」「息を止めるのは得意か」「3分以上息を止めていられたら、このナイフでお前の顔をズタズタにしてやる」「えっ、じゃあ3分止めてられなかったら?」「お前の目ん玉をくりぬいてやる」「俺が手伝ってやるよ」
オスカーの頭を押さえるインミ。しばらくして苦しくなってくるオスカー。約束通り、エリが助けにやってくる。
「血が出てる」「誰も入っていいって言ってくれなかったから」「入っていいよ」
エリに服を渡され、順番に着ていく。ジャケットを着た時に少しにおいに気づく。
そのままエリは箱(寝床)の中に入る。その箱を持って電車に乗るオスカー。
「誰か駅で待っててくれてるのかな?」「いいえ」「随分大きな荷物だね。何が入ってるか聞いてもいいかい?」「こまごまとしたもの全部です(色々なものです)」
箱を挟んで、『エリ』『オスカー』とモールス信号を送り合う二人。